体を錆びさせない抗酸化作用成分アスタキサンチンとは?

フェアリークラブの女性の皆様 〜 はじめまして

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体と心の健康や美しさを目指しての「衣食住のアンチエイジング」を様々な角度からプロデュースしております、日本元気キレイ医歯学研究所 代表、歯科医師、料理食育研究家の清水百合です。
女性が社会に出てお仕事することは、とても大変なことですね。
回りの環境や自分のやりたいこと、出来ること、時間的拘束や、体力も関係してきます。そしてそんな中やはり「綺麗でいたい!元気に楽しく暮らしたい!」は大切な事ですし、そうあって欲しいものです。

病気になる前に予防する、早期発見をすることは大切です。皆様の人生を楽しく、健康寿命を延伸できる方法って何だろう? 日々ストレスをため過ぎずに、自分に合うストレス解消法や癒しを見つけたり、美味しいご飯で笑いあえる仲間と過ごしたり—、毎日が忙しいのにそんな時間が取れるだろうか?できるだろうか?
そんなことを考えているとしたら。。もう一歩先へ、知識や能力を高めていきましょう。
願いや夢は叶う方向へ、自分で導いていかないと—ですね。♪

さて暑かった今年の夏も、急に涼しくなり幾つもの大きな台風が過ぎ、ここ数日はすっかり秋模様。外出すると、春とはまた違ったそよ風の気持ち良さを感じます。日本には四季という素晴らしい贈り物がありますが、その変化に乗って自分も変化したり、楽しんだりできますね。多少は天候、気候が地球の温暖化などで狂ってきていますが、まだまだ四季を感じて、五感を研ぎ澄ませて、ちょっとしたことにも感動や嬉しさを見つけることができます。
それって幸せ〜なこと。。
「疲れたな、思うように上手くできないな」と思う時でも、そんな幸せを感じられたら、その積み重ねが貴女を笑顔に、可愛くしてくれます。

体を錆びさせない抗酸化作用成分〜NO、1のアスタキサンチン

「可愛くする」と言えば、感情・メンタル面だけでなく、やはりお肌のお手入れも大事ですね。夏に受けた紫外線のダメージを修復し、これからの乾燥する季節からお肌を保護する。
皮膚に良い作用効能を持つ成分には色々ありますが、アスタキサンチンは最たるものの一つです。そして、アスタキサンチンの皮膚への効果は、アスタキサンチンを外から塗ること(コスメなど)、中へ摂取する(食べる)ことの両方が医学的にみてそのエビデンスは実証され、国でも認められています。それは体を錆びさせない抗酸化作用によるところです。

人間が生きるということは、呼吸するということ。呼吸するにはまず体内でそのためのエネルギーを作らなければなりません。エネルギーはミトコンドリアが関係していますが、エネルギーを作るとその副産物として活性酸素が産生されます。活性酸素は量が増えると、老化を促進したり、病気を引き起こすリスクを持っています。

活性酸素を除去することは「抗酸化作用」と呼ばれ、様々なものにその力はあります。例えばトマトのリコピン、ニンジンのカロテノイド(カロチノイド)、ビタミンE、ビタミンC、コエンザイムQ10、アスタキサンチン、そのほか。

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ブームになるものもあればそうでないものもありますが、一言に「抗酸化作用がある」と言っても作用の仕方が異なりますが、その辺りはまだまだ一般の消費者には知られていません。
例えばビタミンCは一つ一つの細胞の外側に存在する「細胞膜」の外側だけに、ビタミンEは細胞膜の内側の一部にしか作用しません。そして抗酸化作用を発揮すると体内の活性酸素を除去した後に更にその副産物を残しますが、それは次に体を錆びさせる(酸化)の手助けをしてしまいます。通常「酸化促進剤」と呼ばれています。

アスタキサンチンが最強、NO、1の理由は上記のような抗酸化物質の中で、細胞膜の外側も内側も全ての部分をキレイにしてくれる力があること、活性酸素を除去する力があること。そして除去した後に副産物の酸化促進剤をほぼ残さないことによります。

皮膚の構造は表皮、真皮、皮下組織の3層からなります。外側からアスタキサンチン成分を塗ることは、直接表皮に作用していきますが、深い部分まで全ては届きません。ということは深い部分の活性酸素は除去することができていないということです。元々深い部分の各細胞がダメージにより破壊され、その構造(キレイな四角い細胞でない)が表面に向かって影響していますので、表面だけケアしても根本的には健康な皮膚、美肌は復活できません。
そこに「インナービューティーとしてアスタキサンチンを食する」ことはとても有効であると証明されています。食物として摂取することで、体内ではアスタキサンチンの血中濃度を上げ、安定化してくると更に良い作用をしてくれます。

人間の体内でアスタキサンチンを合成することはできませんので、アスタキサンチンは食品から摂取する以外に方法はありませんが、普通の生活をする人では例えば甘エビでは1日に240匹〜720匹の量を必要とします。アスリートなど運動量の多い人、ストレスの多い人は更に多く必要です。
まだまだお伝えしたいことは沢山ありますが、この続きは次回のコラム、10月初旬ごろにお届けしますね。季節の変わり目、急に涼しくなった秋を、元気に楽しくお過ごし下さい。

執筆者プロフィール:

清水百合先生

百合白衣1A
日本元気キレイ医歯学研究所 代表
歯科医師、料理食育研究家、アンチエイジング プロデューサー
順天堂大学大学院 医学研究科 加齢制御医学講座 協力研究員
日本健康医療学会 常任幹事、その他幾つかの医学会、歯学会会員

長年の歯科臨床(アロマ、エステ、食育含む)や家族の看病の経験などから、歯科医師として口腔内だけでなく全身と心の健康や美、五感の大切さを考え、医師・医療機関対象や美容業界、一般企業の方対象に「ビューティ&ヘルシー講演勉強会」「元気キレイセミナー」「メディカルアンチエイジングお料理教室」等全国で講演や開催。美容-医療業界で活躍できる【食育アドバイザー】を育てながら、エビデンスのある食材と薬膳食材を用いた新レシピ開発や飲食業界のプロデュース、コンサル、コスメ監修、数々の企業様のコラムや
美容業界誌などの執筆、様々な角度から【衣食住のアンチエイジング】に携わる。
健康寿命延伸のための啓蒙活動、コミュニティ作りもしている。
この10月から医療機関スタッフのための企業配信で、e-ランニング「食育講座」も開始される。2015年11月新書発刊予定。